PENDLETON Shirts vol.4 Pendleton BLUE LABEL尾州製ウールシャツ

PENDLETON Shirts vol.4 Pendleton BLUE LABEL尾州製ウールシャツ

PENDLETON Shirts vol.4
Another Century of Shirt-Making:シャツ作り、これからの100年
Pendleton BLUE LABEL 尾州製ウールシャツ

 

ワークシャツを色鮮やかに刷新し、ブランケットと共にブランドの重要なアイデンティティであり続けるウール素材のシャツを、100年以上にわたりアメリカならではのクラフトマンシップで作り続けてきた<PENDLETON>。日本の技術やクラフトマンシップと融合し生まれた「Pendleton BLUE LABEL」の尾州製ウールシャツを紐解きながら、<PENDLETON>のシャツ作りを巡るこれからの100年の物語をお届けします。

©️PENDLETON JAPAN


新たな伝統を編む、Pendleton BLUE LABEL

26FWシーズンから始動する<PENDLETON>の新レーペル「Pendleton BLUE LABEL」は、本国アメリカの伝統から生まれたデザインと日本ならではの繊細な技術が融合した、「新たな伝統」を編んでいくレーベルです。

特に注目していただきたいのが、愛知県一宮市を中心とした世界三大ウール生地産地「尾州」製の最高級生地を使用したウールシャツ。これまで、特に他ブランドとのコラボレーションなどでUSメイドのウール生地を日本ならではのモノづくり技術でリプロダクトしてきた長年の経験を活かしながら、日本人の体型やライフスタイル、そして変わり続ける気候にフィットする最高品質の製品を作るため、定番のウールシャツとしては初となる日本の国産生地・国内縫製にこだわりました。

最大の特徴は、尾州製のウール生地の持つ上品な質感と滑らかな肌触り。<PENDLETON>ならではの奥行きのあるチェクパターン、そして「ボードシャツ」のオープンカラーや胸ポケットなどUSのディテールを忠実に継承しつつ、日本人の体型に合う現代的なシルエットに再構築しました。


シャツと同じ生地を使用した、ジップアップジャケットも展開 / ©️PENDLETON JAPAN


世界三大ウール産地、尾州

イタリアのビエラやプラートと並ぶ現在の世界三大ウール産地として知られる「尾州」は、愛知県北西部の一宮市を中心としたエリアで、古くは奈良時代の麻織物、絹織物、綿織物、そして毛織物(ウール)等、素材を変えながら織物産地として発展していきました。

今回、ウールシャツの生地を手掛けていただいた中伝毛織株式会社・代表取締役社長の中島幸介さんによると、「ウールの生産が盛んになったのは第一次世界大戦以降で、スーツ文化の普及に伴い明治時代から輸入していたウールが途絶えたことをきっかけに尾州で国産のウール生産が始まり、日本一の産地として知られるようになっていきました。その一因として挙げられるのが、やはり木曽三川の豊かな水の恵み。水量が豊富なだけでなく、軟水で綺麗に染めることのできる水質が重要」なのだそう。

「さらに大正・昭和を通じて糸から生地になるまでの工程を地域内で分業・協業により一貫して行う体制が構築され、紡績・撚糸・染色・製織・網立・整理加工など、各工程で専門的かつ高度に蓄積された知識と技術を継承していくことで、尾州全体が一つの工場として機能しながら、現在では国内外のハイブランドからも信頼を集める世界的なウールの産地として知られるようになっていきました」(中島幸介さん)

 

「<PENDLETON>のシグネチャーモデルある『ボードシャツ』や今回手掛けさせていただいた『Pendleton BLUE LABEL』のシャツのような紡毛ウールと、『サー・ペンドルトン』のような肌触りのよい梳毛ウールでは、イタリアでも梳毛はビエラ、紡毛はプラートと産地が数百キロ離れているのですが、同じ産地で両方できるのも尾州の特徴です。

『BLUE LABEL』の生地開発にあたっては、<PENDLETON>ならではのチェック柄を忠実に表現していくため、通常は4色までしか織れない産地が多い中、尾州は6色織れるところもあるのですが、弊社で導入している12色を使って織れる最新のフルスペック織機を用いて作成しました。

ウールは、スーツなどの高級アパレルとしてはもちろん、過酷なアウトドアのシーンにも対応できる、とても高機能な生地です。高価ではありますが、愛着を持って末永くご使用いただける尾州製のウールシャツを、是非ご愛用いただければと思います」(中島幸介さん)


中伝毛織株式会社 代表取締役社長 中島幸介さん


シャツ作り、これからの100年

<PENDLETON>がアメリカでウールシャツを発売した1924年当時から100年あまり。

常に原材料に拘りながら「ヴァージン・ウール」を用いたシャツや「洗えるウール」を用いた「ボードシャツ」、梳毛ウール素材の「サー・ペンドルトン」ラインなど、古くて新しい「ウールシャツ」の伝統を、1,000以上のチェックパターンと共に、アメリカならではのクラフトマンシップで紡いできました。

常に革新的であり続けているからこそ生まれた100年の伝統を軸足に、日本ならではの繊細な技術とクラフトマンシップが融合することで生まれた「Pendleton BLUE LABEL」の尾州製ウールシャツたちは、これからの100年のシャツ作りの伝統を編み始めたところです。

そんな革新的な伝統と心地よさを、是非ご体感ください。

「Pendleton BLUE LABEL」の尾州製ウールシャツは、全6パターンでの展開 / ©️PENDLETON JAPAN


photography:Ai Iwane
text:K2
edit:Sohei Oshiro(Chiasma)


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