PENDLETON patterns vol.4:CHIEF JOSEPH

PENDLETON patterns vol.4:CHIEF JOSEPH

PENDLETON patterns vol.4:CHIEF JOSEPH
チーフ・ジョセフ

創業以来、<PENDLETON>はインディジネス・ピープルズ(ネイティブ・アメリカン)との交流を深めながらその伝統的なパターンをベースにした独自のデザインと技術で色鮮やかな柄のブランケットを開発し、彼・彼女たちと共にその文化を彩り続けてきました。現在では100種類以上に及び、ブランケット以外の商品にも展開される<PENDLETON>のオリジナルパターンの中から、本連載「PENDLETON patterns」では代表的なパターンをご紹介します。第4回目は、「CHIEF JOSEPH(チーフ・ジョセフ)」。平和への強い信念が編み込まれたパターンの物語をお届けします。

 

1960年代に発行されたカタログ·ビジュアルでも、ブランドを象徴するイメージとして「CHIEF JOSEPH」柄のブランケットが表紙に使用されている

 

最も長く愛される、ランドマーク的パターン

数多くある<PENDLETON>の柄の中でも最も人気の高いシグネチャー・パターンの一つであり、2023年に100周年を迎えたHARDING(ハーディング)」の原型としても知られるのが「CHEIF JOSEPH」。1920年代に初めてブランケットとして織り上げられ、今なお<PENDLETON>を代表する、最も長く愛されるランドマーク的なデザインの一つです。

このブランケットは、1800年代後半にその指導力や勇気、そして部族を守るための献身的な姿勢で知られたネズ・パース族の部族長であるチーフ・ジョセフ氏の功績を称えるために生まれました。力強い鏃(やじり)のモチーフは、彼の伝承にまつわる資質として語り継がれる勇気や誠実さ、平和への強い信念を象徴しています。

カラーバリエーションも豊富な「CHIEF JOSEPH」のブランケット

 

“太陽が昇るかぎり、わたしはもう永遠に戦わない”

生涯を通じて勇気と平和への強い信念を持ち続けた、誇り高きネズ・パース族のリーダー、チーフ・ジョセフ氏は、白人入植者による土地侵略に対して、暴力ではなく平和的な抵抗を貫いたことで広く知られています。

特に1877 年に当時のアメリカ政府が彼らに強制移住を命じたことに端を発する「ネズ・パース戦争」では、拠点としていたオレゴン州からアイダホ州へと至る1,900キロ以上にわたる逃走劇を率い、その卓越した戦略とリーダーシップは、歴史的な奇跡と称賛されています。

カナダ国境目前での降伏時に残した“From where the sun now stands, I will fight no more forever=太陽が昇るかぎり、わたしはもう永遠に戦わない”という言葉は、彼の平和に対する不屈の意志を象徴するフレーズとして、アメリカでは今なお多くの人々の心に残り続けています。

 

<PENDLETON>のランドマーク的パターンの一つである「CHIEF JOSEPH」柄は、アパレルやホームウェアなど幅広いラインナップでも楽しみいただけます

 

平和と自由を求めた、誇り高きネイティブ・アメリカン

降伏後、チーフ・ジョセフ氏やネズ・パース族の人々は故郷に戻ることを許されず、ワシントン州のコルヴィン保留地に移され、1904年に亡くなるまで先住民族の待遇改善や平等、平和を訴え続け、多くの人々に影響を与えました。

そんなチーフ・ジョセフ氏の人生を称え、「CHIEF JOSEPH」柄を用いたすべての<PENDLETON>商品の売上の一部は、ネイティブ・アメリカンの言語保護に取り組む非営利団体やネイティブ・アメリカンが医療分野でのキャリアを築くための支援するプログラムなどに寄付され、更にローズウッドカラーの同柄を起用した商品の売上の一部は、N.A.R.A.(ネイティブアメリカン・リハビリテーション協会)を通じて、女性の健康支援に充てられています。

戦争が相次ぐこの時代だからこそ、平和と自由を求めた残り高きネイティブ・アメリカンの指導者チーフ・ジョセフ氏を称えた「CHIEF JOSEPH」の物語を、あなたの暮らしの中に取り入れてみませんか?

 

text:K2
edit:Sohei Oshiro(CHIASMA)

 

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